この街の片隅で・・・・・

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「ジャーナリスト」の今を憂う。(1)

昨日お話ししました『市民目線』についての事に通じるのですが、先日(4月27日)放送されましたNHKラジオ「ビジネス展望」で経済評論家の内橋克人さんが日本のジャーナリストに対して、「憤りに極めて近い不信」と疑念を表し、日本のマスコミ連中に対して警告を発してしました。

内橋さんが問題としたのは2つ。

一つは、現在民主党政権の最大の政治課題である普天間基地の移設先を巡る問題で、昨年の12月に日本の駐米大使がヒラリー・クリントン国務長官から呼びつけられた、と言うものです。

その日はワシントン周辺は記録的な豪雪で、政府機関は一斉に休日となった為に、当然ホワイトハウスも緊急の事態が無い限り来客をお断りしていたのです。

それが、よりによってこういった日に、国務長官が大使を呼びつける事自体が不謹慎としか考えられないのです。

しかし、実際は国務長官が大使を呼びつけた事実は無く、翌日の定例記者会見で当時の大統領報道官が「あれは、駐米大使自らが訪れた(押しかけた?)ので、国務長官はかなりご立腹だった。」そうです。

それを、駐米大使は日本のマスコミ連中を引き連れて、あたかも「呼びつける様子」まで撮影させた、というもの。

つまり、この事実は駐米大使の全くの自作自演であって、その後のこの問題が袋小路に陥ったのは言うまでもありません。

因みに、翌日の大統領報道官の会見を報道していた日本のマスコミは琉球新報一紙だけだったそうです。

話が長くなりますので、(2)へ続きます。