この街の片隅で・・・・・

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「新党結成」より大事なこと。

ここのところ、参議院選挙を睨んだ「新党結成」が相次いでいますが、良識のある人ならば、少し考えてもらいたいのです。

それは、「新党結成」よりも「民主党政権の安定化」のほうが、この国の将来の為には有益なのではないでしょうか?

今の経済恐慌はようやく出口が見え始めてきてはいますが、市民にはまだまだ実感が湧かないのが実情です。
それは、現在の企業業績がいくら好調でも、それは外国での収益で国内の不振を覆い隠しているに過ぎず、実際は日本だけは未だに「恐慌」の真っ只中なのです。
マスコミ連中はまだこの「恐慌」の責任を民主党政権になすりつけ、いかに自民党政権時代の政策は間違っていない、て言わんばかりの論調ですし、小沢一郎幹事長の政治資金疑惑も未だにネチネチとニュースにしますし、(捜査の状況から、元秘書以外の刑事責任を問うのは難しいと結論づけられているのにもです。)
何か、マスコミ連中は小沢幹事長自身に恨みでもあるのでしょうか?

このような状況で「新党結成」が相次いでいるのは、マスコミ連中が「民主党政権打倒!」を市民にアピールしたいからのでしょうか?

しかし、よく考えてください。
まだ民主党政権が発足して半年余りしか経っていません。それなのに、本来ならば民主党政権に対して「健全な批判」をするべきマスコミ連中は、政権発足当初から露骨な批判をし続け、本来ならば「政権の反省と総括」をしなければいけないはずの自民党を勢いづかせてしまったのですが、当の自民党自体が、支持者の相次ぐ離反や離党などによって、政党としての体を成さなくなる状況なのです。
それに業を煮やした一部の市場原理主義者が、今回の「新党結成」に動いているだけなのです。

果たして、今の日本には「新党結成」が本当に求められているのでしょうか?

私は、ハッキリ「NO!」と叫びたいです!

確かに鳩山内閣の支持率が下がっているのは事実です。しかし、それは「本来在るべき姿」に戻っただけです。発足当初の高い支持率のほうがハッキリ言って「異常」なのです。
つまり、マスコミ連中の「煽り」と蜜月期間(政権発足から100日間)の影響だからです。
それが、次第に中身が明らかになれば、「気分屋」で民主党に投票した人から見れば、自分に都合の悪い政策には批判的になります。それが内閣支持率に反映されているだけです。もっとも、「内閣支持率」は自民党政権時代の遺物でもあり、本来ならば「政党支持率」で政権を見るべきものです。
そうなると、民主党政権の支持率は大して低下していないのです。
逆に自民党の支持率が低下し続けているのです。

それを、民主党政権打倒の好機だと煽るマスコミ連中の姿勢にはもっと良識ある市民が批判するべきではないでしょうか?

ハッキリ言っておきます。今の日本にとって大事なものは、「新党結成」ではなく、「民主党政権の安定」を促す市民の良識なのです。