来年度予算成立に思う。
来年度2010年度(平成22年度)予算が昨日の参議院本会議で与党などの賛成多数で可決・成立しました。
これで、今後の政治の焦点は、5月末を期限に大詰めを迎えるアメリカ軍普天間基地の移転先問題と、7月に行われる参議院選挙を睨んで、これからの日本の在り方が論議されるものとみられますが…。
来年度予算を見ますと、予算規模が過去最高の92兆円余りとなっていますが、これまでの自民党政権時代に比べますと、「本当に必要なところに、十分な政策」に予算が配分された反面、いまだに「無駄遣い」が見え隠れしている感じがします。
民主党政権が公約としてました「こども手当」や高校の「実質無償化」も十分ではありませんが、実施に向かうことになりましたし、概ね市民の納得のいく予算となったと思います。
しかしながら、今回も自民党政権時代の遺産を引きずらなければならない部分もあり、歳入が伸びない現状をどうするのか?また、今後の社会の在り方をどう予算に反映するかの問題は、課題として残されていますが…。
後はこの予算を無駄なく上手に執行出来るか?鳩山首相の手腕が問われるのです。