この街の片隅で・・・・・

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『令和』の始まりの日‥‥。

今日から『令和』が始まりました。

 

改元といっても、「昭和」から「平成」への改元とは違い、あまり実感の無い改元だと思うのです。

 

 

ただ、私には今回の改元は素直には喜べないのです。

 

約200年振りに「退位」が行われたのもそうですし、新しい天皇陛下に「皇太子」になる人がいないために、弟君の秋篠宮さまが「皇嗣」となって皇太子の代行をするなど、明治以来の天皇家の型式に拘るあまりに(つまり、『万世一世』を維持したいアベはじめとした日本会議の『作られた伝統』によるもの)非常に歪んだ「象徴」となってしまったのです。

 

それに今回の退位にしても、本来ならばきちんと制度化するべきなのに一代限りの『特例法』で誤魔化して、解決しなければならない問題を今の天皇陛下に先送りしてしまったのは後々問題になると思います。

 

更にこのような時に必ず出てくる『天皇制』の廃止論についても。

 

廃止派の主張には、ハッキリ言って『共和制』になった場合にそれに相応しい『国家元首』が出るのかどうかの視点が欠けていると考えます。

私の考えでは、日本には『国家元首』に相応しい人物はいないと思います。

まず、『共和制』にした場合の『国家元首』の位置づけが不明確(アメリカのように巨大な権限を与える『大統領制』にするのか、ドイツやイタリア・インドのように権限を限定した『象徴大統領制』にするのか)です。

それに『国家元首』を選んだ場合に、それに不満を持つ市民を説得出来るのかも不明確です。

今の日本の場合、国政選挙でも地方選挙でも選挙の後に必ず不平不満が出てくるのは事実です。

そんな中で『天皇制』を廃止して『共和制』にしたら、現状では沖縄と東北・北海道は国家独立に動き出すのは明らかです。

 

そんな状態ですから、私には今回だけは釈然としないのです。

 

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