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A級戦犯合祀(ごうし)、日本遺族会に身内から「造反」

第2次世界大戦でのA級戦犯の合祀(ごうし)問題で、これまで「合祀」を認めていた日本遺族会の中で造反者が出てきました。

日本遺族会の会長も務めている古賀誠衆議院議員のお膝元である、福岡県遺族連合会が、勉強会で、「合祀」を認めず、一時行われた『宮司預かり』とするように見解をまとめました。これは、これまで日本遺族会が認めなかった「分祀(ぶんし)」を求める方向で、意見をまとめる見通しです。

今日の西日本新聞の記事によりますと、同会の役員などでつくる勉強会が2007年に「わだかまりのない靖国神社参拝の実現に向けて条件整備する」ことを目指して設置されたもので、これまでの11回にわたる会合や理事会の承認を経てまとめられた見解は、先月(11月)30日に約千人が参加した県戦没者遺族大会で報告され、拍手で了承されました。

私も、これまで日本遺族会は、靖国神社に合祀されているA級戦犯の名誉回復などを求めて、アジア諸国と数々の国家的衝突を起こさせ、この問題で日本が国際的に一時孤立する事態を起こした張本人であり、「日本3大エゴ団体」のひとつであるため、政治への介入を排除することを求めていましたが、こうやって身内から造反者が出たことは、自民党が野党に転落したことで興った、組織の構造改革が始まったと認識してもいいのではないのでしょうか?

遺族会の会員である、戦争遺族の高齢化も進んだことも今回の方針転換をきめる要因になったといえます。

今回の「造反」が他の都道府県の遺族会にも波及して、最終的にはA級戦犯は、靖国神社から排除される動きになれば、天皇陛下も心置きなく参拝できるのではないのでしょうか?