傷心の北海道、その4

ライブ会場での現金の盗難事件から心身ともに疲れ果て、宿泊先へ戻ってその日は就寝した。

翌朝、とにかくお金をかき集めるので、持ってきたキャッシュカードを使って近くのコンビニのATMで銀行口座を調べたのだが（キャッシュカード類は幸い無事だった。）、少々ならばあるのでそれを引き出し、それを家に帰るまで大切に使わなければ、と思った。

宿泊先を出発し、まずは札幌競馬場へ。
当日は「フリーパスの日」だったので入場無料なのである。その点で助かった。

札幌競馬場は昨年スタンドが改築され、かなり綺麗になった。

お金さえあれば競馬でもしたかったのだが、無い以上、競馬場の雰囲気を味わうしか無かった。

友人へのお土産を買い、お昼を食べようとしたのだが、かなり混雑していたため断念。結局午前中で競馬場を後に。

次に向かったのは札幌の時計台。
競馬場から札幌までは電車で戻り、札幌駅からは地下歩道を利用して行った。

ホントに札幌の街の中にある小さな建物だった。

次に行ったのは赤レンガ庁舎。

こちらは見た目より結構大きな建物だった。

そして、再び札幌駅に戻り、帰路についた。
羽田空港に着いた時には雨模様だった。

今回の旅を振り返るとやっぱりお金の盗難に遭った事が相当痛手になったのである。折角お土産を期待していたみんなを裏切る結果になってしまったのは残念でならない。
旅行での鉄則を忘れ、普段の生活同様に現金を一箇所にまとめておくのはいけない事なのに‥‥。それでホントに楽しい筈の旅が嫌な雰囲気になってしまったのは不覚である。しかし、それ以外は十分楽しめたのだから良しとしたいのだが・・・・・。