阪神・淡路大震災の日に思うこと。
今日1月17日は阪神・淡路大震災が発生してから20年になります。
私はこの時は、今の仕事に就く前、丁度連休明けで起きようとしていた時でした。何時も聴いていたラジオ番組の放送中に僅かながら揺れを感じたそうで、アナウンサーが、放送を聴いている方々に注意するように伝えていたことで知ったのですが、この時はまさか大震災になるとは考えても見ませんでした。(この時はもっと近くで地震があったと思ってました。)
あの日から、果たして日本がこのような状態になることを、当時誰が予想したのでしょうか?
震災後、災害復興を巡って住民と行政との対立、地場産業の壊滅、頼みの綱の貿易拠点である神戸港の衰退、復興や生活支援などで膨らんだ自治体財政、そして経済の疲弊、地域対立、格差拡大、貧困の深刻化、そして金融危機に端を発した恐慌。
でも、そんな中で人々の触れ合いや助け合いを伝える報道を見ますと、やっぱり私もほっとします。
この震災での本当の教訓は「人と人との繋がり」の大切さを改めて思い出させることだったのでしょうか?
だから、当時(2009年)の選挙で市民は「民主党政権」を生まれさせたのではないのでしょうか?
しかし、民主党政権はマスコミの執拗な非難報道と自身の「内部崩壊」によって崩壊し、再び政権は自民党政権に戻りましたが、以前の自民党とは似て非なる「違憲状態ファシズム偽政権」となり、その間に集団的自衛権行使容認、消費税増税とそれに伴う社会保障の崩壊と企業大減税、秘密保護法施行によるメディアへの政権の介入。
本当に日本は『戦争前夜』となってきた感じがします。
阪神・淡路大震災の日に改めて日本の現実と、これからのあり方を考えてみました。