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テレビに「三下り半」を突きつけた倉本聰。

脚本家の倉本聰さんが、自身が主催していた「富良野塾」を今月いっぱいで閉鎖することになったそうです。

リンク: <a title="倉本聰「もう脚本を書く気がしない」とドラマに絶望している - 速報:@niftyニュース" href="http://news.nifty.com/cs/entame/showbizddetail/gendai-07029300/1.htm">倉本聰「もう脚本を書く気がしない」とドラマに絶望している - 速報:@niftyニュース</a>.

これによりますと、「富良野塾」の最近の入塾者に対してかなりの不満を示していたそうで、「シェークスピアも知らないし、僕の言うことが通じない。朝日のカルチャーセンターに入るような感覚。せめて大学生なら教えられるけど幼稚園からは無理。これでは時間のムダ」と考えていたそうで、10日の通し稽古後の会見で、閉鎖を明らかにしたそうです。

確かに最近、演劇に憧れる人は多いのですが、実際に演劇をしようとしても、基礎を理解できない人が多くなってしまったことと、自分の実力を勘違いしていることも、倉本さんが閉鎖を決断させた理由なのだと思うのです。

しかし、倉本さんは同時に今のテレビ界に対しても、現在のキャスティング優先でスポンサーの顔色をうかがいながら作っている安直なテレビドラマへの絶望を感じていたそうで、テレビの脚本活動も、今後はもうしないそうです。

私としても、今回の倉本さんの「テレビ界との絶縁宣言」を大変残念に思います。私自身も倉本さん同様に今の余りにも見るに耐えられないテレビドラマにうんざりしています。

そういったときこそ、倉本さんのような「良識ある脚本家」が必要なのだと思うのですが・・・。もうテレビに求めるのは無理なのでしょうか?