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やっと始まった、「ダム撤去」。

関連ニュースのURLは、http://www.asahi.com/politics/update/0203/SEB201002030009.html

熊本県蒲島郁夫知事は今日の午後、県庁内で記者会見し、八代市にある県営の荒けん瀬ダムを撤去すると発表しました。2012年(平成24年)度に撤去工事を始めるそうです。現在稼動しているダムを完全に撤去するのは全国で初めてです。

このダムは、熊本県八代市内に荒瀬ダムは1955年(昭和30年)、八代市球磨川に完成した発電専用ダムで、高さ約25メートル、幅約210メートル。総貯水容量は1014万立方メートル、発電の最大出力は1万8200キロワット。しかし、周辺の悪臭や振動などで地元住民から撤去を求める声が上がっていたものです。

熊本県は当初、2002年(平成14年)の撤去の方針を決めたのですが、撤去費用の問題で2008年(平成20年)に一旦撤回しました。しかし、発電事業を続ける上で不可欠なダムの水利権の権利が今年3月で期限切れになるため、ようやく撤去を決めたものです。

私は今回の蒲島知事の決断を大いに評価します。理由はどうであれ、目的が無くなる物は速やかに撤去するべきです。こうしてみると、八ッ場ダムの問題もどうも、中止に反対する「黒幕」の存在があるような気がします。