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小沢一郎の問題を考える(5.『不起訴』で、問題は解決しない。)

民主党小沢一郎幹事長の資金管理団体を巡る不正経理事件で、一部の市民団体が刑事告発した小沢幹事長本人に対する刑事責任について、東京地検特捜部は、小沢幹事長本人については、『不起訴』とする方向で検討することになりました。

東京地検特捜部は、政治資金規正法違反容疑で逮捕した元秘書ら3人に対する取調べを勾留(こうりゅう)期限の4日まで続け、小沢幹事長と併せて処分を最終決定する方針だそうです。資金管理団体で実務を担当した元秘書の石川知裕(ともひろ)衆議院議員(36)と、会計責任者だった大久保隆規(たかのり)公設第一秘書(48)についてはを明日にも起訴する見通しです。しかし、池田光智元秘書(32)については関与の度合いを改めて慎重に検討するとみられます。

関連ニュースのURLは、 http://www.asahi.com/national/update/0203/TKY201002020494.html?ref=reca

今回の事件は結局秘書の立件で終わる様相ですが、肝心の小沢幹事長の責任問題は『不起訴』で済まされるのでしょうか?

私も今回の小沢幹事長の一連の行動や言動が結局検察の捜査を潜り抜けたとしか思えません。

確かに今回の事件は現金を管理する側、すなわち受け取る側だけが立件されるなど、かなり不可解な点が多いです。そのお金を政治資金報告書に記載しなかったという事実は認めていますが、肝心の市のお金がどこから出たのか?という問題は結局うやむやのまま終わってしまう感じがします。

そうなったら、今度は小沢幹事長自身の「道義的責任」が問われると思いますよ。これまでの小沢幹事長の発言や行動がどう思われているのか、本人は分かっているのでしょうか?

ココに来て民主党の支持基盤の中から、「小沢が辞めない限り、民主党支持を凍結する」との発言が出てきていますし、所属議員の中から「小沢は辞めるべき!」との声が次第に広がってきています。それは地方組織にも及んできています。特に今年選挙を向かえるところ(参議院選挙を除く)は今回の事件で「支持・推薦した候補が落選するのではないか?」とこれまでにない危機感を持っています。

はたして、小沢幹事長は、どう責任を取るつもりなのでしょうか?