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36年ぶりに無実が証明。

韓国で朴正煕(バク・チョンヒ)政権下の1974年に、民主化運動に関与した学生らが政府転覆を企てたとして多数逮捕された「民青学連事件」で、当時懲役20年の判決を受けた日本人ジャーナリストの太刀川正樹さん(63)に対する再審公判が昨日ソウル中央地裁であり、太刀川さんに36年ぶりに無罪が言い渡されました。

太刀川さんは、週刊誌記者だった74年3月に韓国で民主化運動を取材していた際、謝礼として学生に現金7500ウォン(当時のレートで5000円相当)を提供してことが反政府団体だった民青学連への活動資金とみなされ、別の日本人と共に同年4月、逮捕され、当時の軍法会議で内乱扇動や反共法違反など四つの罪に問われて懲役20年の判決を宣告され、75年2月まで身柄を拘束されたそうです。

太刀川さんは無罪判決について、「まだ実感がわかないが、長年の苦労が報われた。韓国は当時、軍事政権が何でもやれる時代で、社会の変化を感じる」と語っており、36年ぶりに自分の無実が晴らされた事を喜ばしく思っていました。また「苦労をかけた父親に墓前で報告したい」と喜びをかみしめていたそうです。

私も、当時の韓国軍事政権下での民主化運動に対しての再評価がこれでいっそう高まり、軍事政権下の歴史再評価(軍事政権の暗部を曝け出し、民主化運動を正当に評価する)に繋げればいいことだと重い、それが韓国の国際的評価を高めることになることだと思います。