阪神・淡路大震災の日に思うこと。
今日1月17日は阪神・淡路大震災が発生してから15年になります。
私はこの時は、今の仕事に就く前、丁度連休明けで起きようとしていた時でした。何時も聴いていたラジオ番組の放送中に僅かながら揺れを感じたそうで、アナウンサーが、放送を聴いている方々に注意するように伝えていたことで知ったのですが、この時はまさか大震災になるとは考えても見ませんでした。
あの日から、果たして日本がこのような状態になることを、当時誰が予想したのでしょうか?
震災後、災害復興を巡って住民と行政との対立、地場産業の壊滅、頼みの綱の貿易拠点である神戸港の衰退、復興や生活支援などで膨らんだ自治体財政、そして経済の疲弊、地域対立、格差拡大、貧困の深刻化、そして金融危機に端を発した恐慌。
でも、そんな中で人々の触れ合いや助け合いを伝える報道を見ますと、やっぱり私もほっとします。
この震災での本当の教訓は「人と人との繋がり」の大切さを改めて思い出させることだったのでしょうか?
だから、昨年の選挙で市民は「民主党政権」を生まれさせたのではないのでしょうか?
今民主党政権はマスコミの執拗な非難報道によって、存亡の危機に晒されています。しかし、今更自民党政権に戻ったとしたら、また「市場原理主義」に逆戻りするのではないのでしょうか?
阪神・淡路大震災の日に改めて日本の現実と、これからのあり方を考えてみました。