普天間問題、差し迫った時間。
アメリカ軍普天間基地の移転問題で、今日鳩山首相(民主党代表)と福島少子化・消費者担当大臣(社民党党首)、亀井郵政・金融問題担当大臣(国民新党代表)ら連立与党トップによる基本政策閣僚委員会が開かれます。
ここで、基地の移転先についての結論を、来年に先送りすることになりそうです。
2006年の自民党政権による日米合意の履行を求めるアメリカ側の18日までの結論に一定の回答になったのか?疑問が残るのですが、私はこの際、あくまでも移転先を決める時間はもう残りわずかであることも分かってもらいたいものです。
アメリカ側の主張は、普天間基地を沖縄県名護市辺野古沿岸部にあるキャンプ・シュワブに新たな飛行場を建設して移転するもので、これが今の時点でモットモな候補地だ、なのですが、この地域には、絶滅の危機に瀕しているジュゴンの生息地としても知られており、環境保護団体が訴訟を起こしたこともあります。
しかし、アメリカ側はこのことで、自国で大きなミスを犯していることを忘れています。
アメリカ領土内の同じジュゴンの生息地の近くで、軍基地が建設されようとしている問題に対して、裁判所が建設差し止めの判決を言い渡されていることを見逃すわけには行きません。
そのことを無視して、なぜココがモットモだといえるのでしょうか?
それに、もうひとつアメリカ海兵隊が日米合意でのアメリカ軍の再編で、沖縄に駐留している部隊をグアムの軍基地内に移転することが決まっているのにも関わらず、それを見過ごしている事実。
この事実をマスコミ連中はなぜ報じないのでしょうか?どうも反対派封じのためにひた隠ししているとしか思えません。