この街の片隅で・・・・・

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政治家・経営者の最近の「言葉」についての考察。

最近私が腹立たしく思えることですが、政治家や経営者など「人の上に立つ人」の発言って、こんなに軽々しくなっていいのでしょうか?

1月21日に行われた沖縄県名護市長選挙で「移転反対」を訴えた候補が当選した後の平野官房長官の発言が波紋を呼んでいますし、また、先週土曜日(1月30日)には、亀井静香郵政・金融問題担当大臣が、郵政民営化を批判する時に、1997年(平成9年)に神戸市て起こった連続殺人事件の容疑者であった少年(現在は社会復帰)を引き合いに出して、「(郵政民営化を推進した奴を)切り刻んでやりたい気分だ」と発言したこと。

また、民主党小沢一郎幹事長の資金管理団体を巡る事件での小沢幹事長の「検察権力と全面対決する」と言った趣旨の発言など、ココのところ政治家の発言にある種の「軽々しさ」を感じるのは私だけでしょうか?

経営者にしても同様です。一昨年末の「年越し派遣村」以来、なんか労働者を馬鹿にする発言が目立ちします。火曜日にもお話しましたが、「スピード解雇」がまかり通る事態に対して、世界中の良識ある専門家が「日本の雇用はおかしい!」といっているのにそれにさえ対抗する発言を国際会議の席上で言い放つ。

自分の国の雇用を滅茶苦茶にして、何が「グローバル化」なのでしょうか?ハッキリ言って今の経営者の発言は「日本を捨てる」のも厭わないとしか言いようもありません。

それに対するマスコミ連中も、その「軽々しい発言」をそのまま新聞やテレビに乗せる。あなたたちはいつから言葉の「忖度」を忘れてしまったのでしょうか?昔(といっても、ホンの数年前までですが・・・)の記者やアナウンサーにはそんな言葉の「忖度」がありました。それだからこそ、「良識の府」が輝いていた感じがします。

しかし、決して私はマスコミの全てを批判しているのではありません。地方新聞やラジオなどにまだ、言葉の「忖度」をしている良識あるものも結構あります。あの当時の福田康夫総理の辞任会見でハッキリ「忖度」した質問をして、福田氏のその後の発言力を削いだ中国新聞の記者など、まだまだマスコミも捨てたものではありませんか。

とにかく、政治家・経営者のの「軽々しい発言」を「忖度」出来るのはマスコミなのです。