この街の片隅で・・・・・

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消える書店。

調査会社の調べによりますと、昨年一年間で国内の書店の数が約29パーセント減少し、県によっては半減したことがわかりました。

関連ニュースのURLは、http://book.asahi.com/news/TKY201001260130.html

今日の朝日新聞の記事によりますと、全国の書店を調査しているアルメディア(東京都)のデータを基にして、朝日新聞社が調査したところ、2000年(平成12年)に全国で2万1922店あった書店は一貫して減少し、今年初めには約29%減の1万5519店となりました。特に書店の減少が著しいのは和歌山県で、2000年(平成12年)に257店だったものが、今年初めには137店へと約47%も減少。次いで山口県佐賀県が約38%減少しています。

その一方で、昨年(2009年【平成21年】)の書店の新規出店数は286店と統計を取り始めた2000年(平成12年)以降最も少なくなっています。

その中身を見ていますと、殆ど大型書店の出店が主ですが、それでさえもココのところ出店ベースが衰えてきています。

なぜ、書店の数が減ってきているのでしょうか?

私は、以前もお話しましたとおり、出版界の「三悪(告発本・暴露本・政治家本)」によって、真に本を読む人が減少したためだと考えられます。つまり、今の書店は「売れる本」が大型書店に集中して、いままで「知の宝庫」と言われた昔ながらの書店に「売れない本」が集まるようになって、こういった書店の採算が悪化して、閉店に追い込まれていくことが殆どなのです。更にコンビニやネットでの書籍購入が一般化してしまったことも原因と考えられるのです。

しかし、大型書店チェーンでも、最近は本を読まない人が増えて来たことと、こういった書店の最大の収益源だった雑誌の廃刊が相次いだことで、採算の悪化が避けられない事態になったために、ここ数年、不採算店の閉店が相次いでいます。

しかし、外国でこういったことが起こっているのでしょうか?このことは日本だけの特有の事態なのでしょうか?

もし日本だけの事態ならば、今後どうしたら良いのでしょうか?