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「天下り」はすべて悪か!?

昨日お話ししたJPエクスプレスのことに関連しますが、郵政民営化見直しの中で、日本郵政グループの社長人事に対して「天下りじゃないの!?」との批判があるので、果たして「天下り」はすべて悪なのでしょうか?

私が考えるには、「天下りにも、場合によっては悪ではない場合もある。」なのではないのでしょうか?

マスコミ連中が報道している「天下り」って、実はホンの一部を切り取っていたことに気が付いていない市民も多いのではないでしょうか?

ハッキリ言ってマスコミ連中が主張する「天下り」は、一部の高級官僚が定年後も、自分の影響力を維持するために、関係のある企業や独立行政法人、各種団体に就職し、短期間で多額の退職金を得て、隠居生活に入る。または、別の企業などに移る(「わたり」と呼ばれているものです。)などしかは報道していないのです。

マスコミが報道しない「天下り」とは、公務員でもせいぜい課長どまりで、定年までいても自分の地位が上がらない人たちが、再起をかけて民間企業や各種団体に移籍するもので、実態は大半がこのような人たちが多数なのです。それも、1回きりです。

マスコミ連中の報道をそのまま鵜呑みにして、「天下りは、全て悪だ!」との主張にだまされていると、こういった「本当に必要な天下り」まで無くしかねません。

今回の日本郵政グループの人事から見て、果たして「天下り」と言えるのでしょうか?

私は、今回は「天下りでも仕方ない。むしろその方が良かった。」と考えます。

小泉改革によって、日本郵政グループ内は市場原理主義者が幹部に就任して、かなり競争原理が働いたために本来「公共サービス」であるはずの郵政事業が、「一般サービス産業」化されてしまい、かえって地域崩壊に走ったために、それを正す人事で無ければならなかった、そうなれば「天下り」でも、止むおえなかったと思います。