この街の片隅で・・・・・

街の片隅で生きる人のごくありふれた日常を綴るブログです。

Instagram https://www.instagram.com/sakanakun_insta/

プロとしての「けじめ」の付け方。

プロ野球はじめ、プロスポーツは年末の契約更改真っ盛りです。

その中で、昨日のプロ野球の契約更改に対して、対照的な二つのニュースがありました。

どちらも巨人に関してのニュースですが・・・。

ひとつは高橋由伸選手が、現状維持の推定年俸3億5000万円でサインしたこと、もうひとつは阿部慎之介選手が、8000万円増の3億5000万円の年俸変動制付きの3年契約でサインしたことについて。

高橋選手については、今シーズンは代打での1打席に留まったこと、9月中旬に腰の手術に踏みきり、現在リハビリ中であることを考慮して現状維持となったようです。

本人も「なってしまったことは変えられない。(今季は)いろいろ勉強、経験した。それが、いつか生きればいいし、生きなければまったく無意味な1年になる」と、今季の悔しさをバネに来季の復活を誓っている。

一方、阿部選手のほうは、今シーズンにFA(フリーエージェント)の権利を得て、来年にもメジャー挑戦となるところですが、敢えて「生涯巨人」を決めている以上、何かしらの見返りがあるのか勘ぐりたくなりますが、出した結論は「プロは1年1年が勝負。良かったら上げてもらい、ダメなら下がる。そういう形にしたかった。」と年俸変動制に最後まで拘ったのです。

巨人のフロントにしても、最近の観客動員の減少に対して、「年俸の費用対効果」を求めるようになったことから見ると、選手の側にも「成績が全て」という「けじめ」が必要なのではないでしょうか?

ただし、若手選手に対しては、必ずしも「費用対効果」を求めるのは非情ではないでしょうか?一部の実力ある選手とは違って、「育成」と言う面から成績が良くなくても、ある程度までは生活保障といった立場で年俸を決めるべきではないでしょうか?

ただでさえ、毎年何十人ものプロ野球選手が球界を去っている現状を無視するわけにいきません。その人の中にはいまだに就職先が見つかっていない人もいるのですから・・・・。