相撲界を巡る嫌な話題。（２）

先ほどの（１）に続きまして、今度は横綱朝青龍が、初場所の本場所中に、知人（相撲関係者でない）との酒の席上で暴行事件を起こしたことを巡る疑惑です。

この事件は、１月１６日の未明、朝青龍が東京都内の飲食店内にて被害者とトラブルになり、顔面に怪我を負わせたものです。被害者の知人は最初、朝青龍のマネージャーではないか？といわれていましたが、その後朝青龍が飲んでいた飲食店の関係者であったことが分かりました。

朝青龍はその後、警察には２度にわたって出頭し、その際に被害者の診断書を提出して、被害者との間で示談が成立したとも見られますが････。

この件に関して、日本相撲協会は当初厳重注意の処分にしたのですが、先ほどの（１）でお話しましたとおり、ちょうど理事選挙の真っ最中だったこともあり、事の事態を見守っていたにすぎなかったようです。さすがにこれほどの重大な問題になったせいか、相撲協会も今日、新しい理事会でこの事件に対する調査委員会を設置することを発表し、事実関係と朝青龍に対する処分を改めて決める予定です。

私も、今回の事態は「あ、またか。」と言った程度では済まされないと考えます。現実に被害が出ていることですし、たとえ示談で解決したとしても、『横綱』というブランドに対する信頼を失墜させたことには変わりはありません。

相撲協会には、今回こそ『厳罰』で望んでもらいたいものです。