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日航は、やはり法的整理へ…。(4)

大変遅くなりまして申し訳ございません。

深刻な経営危機に見舞われ、来週の19日にも会社更生法の適用を申請することになった日本航空グループ。ついに明日19日にも会社更生法の適用を東京地裁に申請することになりました。同時に企業再生支援機構が再生に乗り出すそうです。

今回の日航の経営危機問題の最後として、今回の再生計画で廃止が検討されている地方路線について考えてみます。

一昨日の(2)でお話ししましたように、この問題の主犯は自民党政権であり、当時の航空行政のツケを民主党政権は後始末に追われているだけであると断言します。

地方空港の整備でどうしても路線が必要なのだから、日航にお願いすりゃいい、採算がとれそうならば、ANA(全日空)にも頼もう、いったスタンスで明らかに採算がとれそうもない空港まで整備する自民党政権の政策こそ、今回の問題の主犯なのです。

地方の側にも問題にあります。「何が何でもオラが街に空港を」といったスタンスで、初めから採算が取れる筈も無い空港を次々と建設し、最初は「折角作ったのだから使ってみよう。」と盛り上がるが、次第に利用しなくなる、と言った具合になる。

今回の問題での地方の対応も、「何とか存続を」といったものが殆どです。あなたたちに私は言いたい!そんなに空港が必要だったら、なぜ自分たちで利用しないのですか?新幹線や高速道路と同じように「あれば便利」といった考えで空港を見ているのでしょうか?

それが、自民党政権をのさばらせ、結局無駄な施設ばかり放置される、そして撤去するにも多額の資金が必要になり、撤去するにも撤去できない、といったようになる。

良識ある市民は地方に住んでいても、「空港が無くても生活できる。」と考え始めているのです。そういった人たちは、出来るだけ地元で用を済ませられるようにしよう。本当に都市に行く要があるなら、鉄道やバスなど不便で時間が掛かるものを利用する。

本当に空港が必要ならば、自分たちで航空会社を作り、小型機主体の路線を運営したらどうでしょうか?既に静岡空港には、そこを発着する地元資本の航空会社があります。そうやって空港を有効利用するために自分たちで飛行機を飛ばす。そうしたら良いのでしょうか?

前から行っていますが、これからの生活は「便利は不便」なのです。多少不便でも、たいていの生活はやっていけるのです。これは飛行機も同じです。