この街の片隅で・・・・・

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路面電車の環状運転、36年振りに復活。

今日の朝日新聞の記事で、富山市内を走る富山地方鉄道の市内電車で一部区間の再延長工事が完成し、あさって23日に36年振りに環状運転が再開されることになりました。今回は、JR富山港線路面電車化と同じ「LRT」と言われる次世代路面電車の手法で運行されることになります。

かつて、富山市内の路面電車は1973年(昭和48年)まで、今回復活するルートとほぼ同じところを路面電車が走っていましたが、車社会の広まりで一部区間が廃止となり、環状運転が途切れた経緯があります。

しかし、地球温暖化少子高齢化、更に「自動車に頼らない街づくり」を掲げる富山市の都市再復興の方針に伴って、廃止となっていた区間の再開工事を行い、今回の復活となったのであります。

既に、富山市はJR富山港線路面電車化と、中心市街地への乗り入れが実現していますが、今回の環状運転の復活で、市内の主だったところには自動車を使わなくても、大方の用が足せるようになるそうです。更に、郊外に移転した公共施設の路面電車沿線への再移転も」検討されているそうです。

私も、富山市のこうした街づくりが他の都市のも広がることを期待しています。実際に宇都宮市が郊外と市中心部との路面電車実現に向けた合意がなされようとしていますし、かつて路面電車が走っていた地方都市の中に、『自動車に頼らないコンパクトな街づくり』の中で、路面電車の復活を検討している都市もかなりあります。

地球温暖化による二酸化炭素削減と、『小さな街づくり』の担い手としての路面電車の活用は「地球に、そして人にも優しい」街づくりの切り札になりえるような感じがします。