この街の片隅で・・・・・

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「オバマ演説」全文を読んで…。

昨日授賞式が行われたノーベル平和賞でのオバマ大統領の演説文全文を読みましたが、

この中で、

『私たちが生きている間に、暴力的紛争を根絶することはできない現実を認めることから始めなければならない。世界に悪は存在する。交渉で(国際テロ組織)アル・カーイダ武装解除することはできない。平和を維持するために戦争という手段が演じる役割はある。しかし、どのように正当化されようとも戦争は人類の悲劇だ。我々の課題は、この相いれないように見える二つの事実に折り合いをつけることだ。』

確かに戦争という手段でないと、解決できないこともあります。しかし、アメリカがアフガニスタンで行っていることが、果たして戦争で解決できることなのでしょうか?私には、国際的NGOや、ペシャワール会のような人道支援を行っている人たちから見れば、「アメリカがアフガニスタンに攻撃している」といった主張の対して、オバマ大統領がこのような答えを出していることに対して、全く理解できないのだと思うのです。

交渉で解決できないから戦争で解決する、ならば、北朝鮮だっていつ戦争になってもおかしくありません。イラクだって撤退できないのではないのでしょうか?

アフガンの問題はハッキリ言って戦争で解決できたとしても、イスラムの人たちのアメリカに対する憎しみと怨念は、数十年数百年と続くものなのです。それだけ、戦争のもたらすものは計り知れないものなのです。

オバマ大統領、あなたに少しでも良識があれば、今すぐこの演説を撤回してください。そして、アフガニスタン問題の解決のために世界の知恵(特にペシャワール会など現地のNGOの人たち)を拝借する必要があるのでしょう。